発注点とは?「在庫がここまで減ったら発注」と決めておく在庫数のこと
「そろそろ発注しなきゃ」を、いつも勘でやってしまうとき
棚を見て、なんとなく「減ってきたな、そろそろ頼もうか」と判断する。でも、ある時は早すぎて在庫がだぶつき、ある時は遅すぎて売り切れる。この「いつ発注するか」を勘ではなく数字で決めるのが、発注点です。
発注点とは?ひとことで言うと
発注点は、「在庫がこの数まで減ったら発注する」と、あらかじめ決めておく在庫数のことです。在庫がその数を下回ったら、それが発注の合図になります。毎回悩まずに済むように、引き金になる数をひとつ決めておく、という考え方です。
EC現場ではどこで使う?
仕入れ・在庫管理の日々の判断で使います。商品ごとに発注点を決めておけば、在庫数を見るだけで「まだ大丈夫」か「今すぐ発注」かが一目で分かります。担当者が複数いても、同じ基準で動けるようになります。
具体例で見る
発注点は、ざっくり「1日の販売数 × リードタイム + 安全在庫」で考えます。たとえば1日に5個売れる商品で、リードタイム(発注してから入荷するまでの時間)が10日、念のための安全在庫を20個持つとします。すると 5×10+20=70個。在庫が70個まで減ったら発注する、と決めておけば、入荷を待つ10日間も在庫が尽きずに済みます。

なぜ大事なのか・知らないとどう困る?
発注点を決めていないと、発注のタイミングが毎回その人の感覚任せになります。減りに気づくのが遅れれば欠品して機会損失になり、早すぎれば在庫を抱えて在庫回転率が下がります。発注点があれば、「線を割ったら発注」という単純なルールで、どちらの失敗も防ぎやすくなります。
よくある勘違い
発注点は一度決めたら固定、ではありません。売れ行きが変われば1日の販売数も変わるので、季節やキャンペーンに合わせて見直すものです。また、発注点ぴったりまで待つ必要はなく、「下回ったら遅くとも発注」という上限の目安として使います。
つまり現場では?
発注点を決めるということは、「悩む回数を減らす」ということ。在庫を見て毎回考える代わりに、決めた線と今の在庫を見比べるだけで動けるようになります。
明日やるならこれ
よく売れる商品を1つ選び、「1日の販売数 × リードタイム + 安全在庫」で発注点をざっくり計算してみましょう。出た数を在庫表にメモしておけば、次から発注のタイミングで迷わなくなります。
ひとことで言うと
発注点とは、「在庫がここまで減ったら発注する」と決めておく在庫数のことです。