在庫回転率とは?仕入れた商品がどれくらいの速さで売れるかを見る数字

売れているのに、なぜか手元の資金が苦しいとき

注文は入っている。なのに、いつも仕入れや支払いでお金が回らない。その原因が、倉庫に眠ったままの在庫にあることがあります。それを数字で見るのが在庫回転率です。

在庫回転率とは?ひとことで言うと

在庫回転率は、仕入れた在庫がどれくらいの速さで売れて入れ替わるかを見る数字です。「在庫が一定期間に何回入れ替わったか」を表します。回転率が高いほど、在庫が早く売れてお金に変わっている状態です。

EC現場ではどこで使う?

仕入れ・発注・資金繰りの判断で使います。SKU(色・サイズ別の管理単位)ごとに見ると、「よく回るSKU」と「ずっと棚に残るSKU」が分かり、発注量の調整に役立ちます。

具体例で見る

ある商品の在庫が平均20個で、1か月に60個売れたなら、その月の回転は3回。一方、平均50個も抱えているのに月に10個しか売れない商品は、回転0.2回。後者は、仕入れ代金が長く在庫として寝ている状態です。

倉庫の在庫が売れて出ていき、また仕入れて補充される循環を矢印の輪で描き、在庫回転率を表したイラスト
在庫回転率は「在庫がどれくらいの速さで売れて入れ替わるか」。速すぎれば欠品、遅すぎれば資金が在庫で寝てしまう。

なぜ大事なのか・知らないとどう困る?

在庫回転率を見ないと、「売れているように見えて、実は資金が在庫で固まっている」状態に気づけません。売れ残りの値下げ処分や、保管コストの増加にもつながります。

よくある勘違い

回転率は高ければ高いほど良い、とは限りません。回転が速すぎると、人気商品がすぐ欠品して機会損失になります。狙うのは「売り切れず、かつ寝かせすぎない」ちょうど良い回転です。

つまり現場では?

在庫回転率を見るということは、「このお金(在庫)が、ちゃんと働いて売上に変わっているか」を確認すること。発注の量とタイミングを見直す入口になります。

明日やるならこれ

在庫金額の大きい商品を1つ選び、「平均在庫数」と「直近1か月の販売数」を並べてみましょう。回転が遅ければ、次の発注を絞る判断材料になります。

ひとことで言うと

在庫回転率とは、在庫がどれくらいの速さで売れて入れ替わるかを見る数字です。