
LINEセグメント配信でリピートを増やす|全員に同じ配信をやめる
「セール告知をLINEで一斉に送ったら、その日にまとめてブロックされた」
がんばって書いた配信ほど、こういう結果だとこたえます。でも、悪いのは文章の出来ではないかもしれません。買ったばかりの人にも、半年来ていない人にも、まったく同じ内容を送っている――その「全員一律」こそが、ブロックの一番の原因だったりします。
考えてみれば当たり前です。昨日買った人に「初めての方へ」は響かないし、一度も買っていない人に「いつもありがとうございます」は他人事です。相手が違えば、刺さる言葉も違う。それを分けて送るのがセグメント配信(お客さんをグループに分けて、それぞれに合った内容を送る配信)です。この記事を読み終える頃には、「誰に・何を送り分けるか」を、難しいツールなしでも設計できるようになっています。
結論:LINEは「全員に同じ」をやめ、①買ってからの距離(初回前/初回後/離れかけ)で3つに分ける → ②各グループに“その人に必要な一言”を送る → ③ブロック率と反応を見て微調整する、の順で組む。いきなり細かく分けず、まずは3グループから始めるのが失敗しにくい形です。
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文章だけだとイメージしにくい方へ。このページの内容を、動画でやさしく解説しました。読んでもピンとこなかったところは、ぜひ動画で確かめてみてください。
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何が起きているか:LINEは「濃いけれど、うっとうしがられやすい」
LINEはメルマガより開かれやすく、通知がすぐ届く「濃い」チャネルです。その分、合わない配信が来たときの拒否感も強い。メールなら未読のまま流されるところが、LINEでは「ブロック」という形ではっきり切られます。
一斉配信(全員に同じ内容を一度に送ること)は手軽ですが、次の3つの取りこぼしが起きます。
- 買ったばかりの人に、その商品の使い方や次の一歩を届けられない。
- 迷っている人(友だち登録はしたけど未購入)に、背中を押す一言を届けられない。
- 離れかけの人に、思い出してもらうきっかけを届けられない。
セグメント配信は、この「相手ごとの必要」に応える仕組みです。多くのLINE公式アカウントのツールには、購入履歴や登録日、タグ(お客さんに付ける目印)で対象を絞り込む機能があります。まずは自分のツールで何ができるかを、LINEヤフー for Business の公式ヘルプで確認しておくと、この先の設計が具体的になります。
具体例:まずは「3つのグループ」に分けて送り分ける

① 初回前(登録したけど、まだ買っていない人)
登録してくれたのに買っていない人には、「不安を消す一言」と「試しやすいきっかけ」を届けます。
- よくある質問の答え(サイズ・使い方・返品できるか)を1つずつ。
- 初回だけのお試し価格や、送料無料の条件を、押しつけずに紹介。
- 「どんな人が使っているか」の声を1つ。
いきなり「今すぐ買って」ではなく、迷いを1つずつ消すのがコツです。初回から2回目へつなげる考え方は初回購入者を2回目につなげるF2転換入門が土台になります。
② 初回後(買ってくれた人 → 2回目につなげる)
一度買ってくれた人には、「ちゃんと使えているか」の気づかいから入ります。ここはリピートの分かれ道。売り込みより先に、満足してもらうことが2回目への近道です。
- 届いた頃合いで「使い方・お手入れ」のコツを1通。
- 使い切る頃を見計らって、次の購入や関連商品をそっと案内。
- レビューのお願いや、次に使えるクーポンを添える。
初回から2回目への引き上げは、リピートづくりの最重要ポイントです。詳しくは初回購入者を2回目につなげるF2転換入門と、同梱物との合わせ技を書いた同梱物(サンクスレター)の設計を合わせてどうぞ。
③ 離れかけ(最終購入から時間が空いた人)
しばらく来ていない人には、「思い出してもらう」だけで十分です。値引きから入ると、値引きのときしか買わない人を育ててしまいます。
- 「その後いかがですか」と、新商品や季節の使い方を軽く一言。
- それでも動かない層にだけ、期限つきの復帰クーポンを絞って出す。
- 反応がまったくない人は配信を控えめにして、ブロックを避ける。
離れかけ・休眠のお客さんへの接し方は、休眠顧客の掘り起こし施策にもう一段くわしくまとめています。
あなたへの影響
- 全員一律で送り続けると、合わない配信が積み重なってブロックが増え、せっかくの友だちが減っていく。
- 相手に合った一言を送れると、開封・クリックが上がり、2回目・3回目の購入につながりやすい。
- グループごとに反応を見られるので、「どの相手に何が効くか」が分かり、配信の質が回を追うごとに上がる。
- 逆に分けずに送り続けると、反応が鈍っても原因が分からず、配信そのものが怖くなって止まる。
明日やること
- 友だちを「初回前/初回後/離れかけ」の3グループに分けられるか、自分のLINEツールで確認する。
- 各グループに送る「必要な一言」を1本ずつ下書きする(初回前=不安消し/初回後=使い方+2回目/離れかけ=思い出し)。
- まずは初回後グループだけに、お礼+使い方の1通を送ってみる(一番反応が返りやすい)。
- 送ったらブロック率・開封・クリックを控えめに記録し、次の配信の材料にする。
- 慣れてきたら、購入履歴やタグでもう一段だけ細かく分ける(買った商品カテゴリ別など)。
最初から完璧に分ける必要はありません。まずは「買ってくれた人」への1通から。相手に合わせて言葉を選ぶだけで、LINEは「うっとうしい通知」から「また買いたくなる連絡」に変わっていきます。
チェックリスト
- 友だちを「初回前/初回後/離れかけ」の3グループに分けられるか確認した
- 各グループに送る「必要な一言」を1本ずつ用意した
- 初回後グループに、お礼+使い方の1通を送ってみた
- 離れかけへの配信を「値引きから入らない」設計にした
- ブロック率・開封・クリックを記録して次に活かす仕組みにした
- 反応のない層は配信を控えめにし、ブロックを避ける方針にした

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