スマホでLINEを開いた画面に自分のお店の広告が表示され、「友だち追加」でつながってくれたお客さんとの新しい接点が生まれる情景を、店主が明るく見守っている様子

LINE広告でEC集客を始める基礎|少額から友だちを増やして売上へ

「LINEは自分も毎日開くし、お客さんもみんな使っている。ここで集客できたら強そう」。そう思って調べ始めたものの、Google広告やInstagram広告と何が違うのか、いくらから始められるのか、そもそも何を目指せばいいのかが分からず、手が止まっていませんか。

LINE広告は、たしかに日本でいちばん身近なアプリに広告を出せる魅力的な手段です。ただ、他の広告と同じ感覚で「いきなり商品を売る」つもりで始めると、うまくかみ合わないことが多い。LINEには、LINEに合った始め方があります。今日は、EC(ネットショップ)でLINE広告を使うならまず何を目指し、いくらから、どう始めればいいかを、遠回りせずに一緒に組み立てていきましょう。

結論:ECのLINE広告は、いきなり売上を取りにいくより、まず「友だち(あなたのLINE公式アカウントを登録してくれた人)」を増やすことに絞るのが失敗しにくい始め方です。理由はシンプルで、LINEの本当の強みは広告そのものより、友だちになった後に何度でも無料〜低コストで配信できることにあるからです。だから順番は、①LINE広告で友だちを増やす → ②あいさつメッセージや初回クーポンで最初の購入を後押し → ③その後の配信でリピートにつなげる。広告費で「その場の1回」を買うのではなく、「これから何度も届けられる相手」を増やす、と考えると設計がぶれません。まずは少額で、友だちが1人いくらで増えるかを掴むところから始めましょう。

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いま何が起きているか|LINE広告は「一度きり」ではなく「ストック」になる

多くのネット広告は、クリックされて、その場で買われなければ、基本的にそこで関係が切れます。もう一度その人に届けたければ、また広告費がかかる。いわば「使い切り」の集客です。

LINE広告が他とちがうのは、広告で増やした友だちが、その後の資産として残る点です。一度友だちになってくれた人には、新商品の案内も、セールのお知らせも、あなたの言葉で何度でも届けられます。しかも多くは、広告のように毎回お金を払わなくても届く。つまりLINE広告は、「今日の売上」を買う広告というより、「これから何度も接点を持てる相手」を増やす広告なのです。

ここを取りちがえて「広告費に対してどれだけ売上が戻ったか(ROAS=広告費に対する売上の見合い)」だけを、出稿した初日から見てしまうと、「全然もとが取れない」と早々にあきらめてしまいがちです。LINE広告は、友だちを増やし、その人が2回目・3回目と買ってくれて初めて元が取れる中長期の投資。この前提を持っているかどうかで、続けられるかどうかが大きく変わります。すでにLINE公式アカウントを運用しているなら、LINE公式アカウントの友だちの増やし方の「広告以外の増やし方」とも合わせて考えると、無理なく友だちを積み上げられます。

具体例|LINE広告でできることと、EC向けの始め方3ステップ

LINE広告で友だちを増やし、あいさつメッセージや初回クーポンで最初の購入につなげ、その後の配信でリピートしてもらうまでの流れを左から右への3ステップで示した図
LINE広告は「友だち集め」が入口。集めて終わりではなく、受け皿(あいさつ・初回特典)と、その後の配信までを一続きで設計する。

まず、LINE広告でどんなことができるのかを、EC目線でざっくり押さえておきましょう。細かい機能は運用しながら覚えれば十分なので、ここでは「始めるのに必要なぶんだけ」に絞ります。

LINE広告でできること(EC目線のざっくり整理)

金額は媒体や時期、ジャンルで変わるので、始める前に必ずLINEヤフー for Business(LINE広告の公式情報)で最新の仕組みと最低出稿額を確認してください。ここに書いた数字や区分は考え方を示すための整理で、実データや自社実績ではありません。

EC向け・失敗しにくい始め方3ステップ

① 目的を「友だち獲得」ひとつに絞る

最初から「広告で直接売る」を狙わないこと。前述のとおり、LINEの強みは友だちになった後にあります。まずは目的を友だち追加に一本化し、「友だちが1人いくらで増えるか(CPF)」だけを見ます。あれもこれもと目的を欲張ると、少額では学習が進まず、何が良かったのか判断できないまま終わります。

② 少額で、クリエイティブ(広告の画像・文)を2〜3案テストする

いきなり大きな予算を入れず、まずは小さく始めて、友だちがどれくらいのコストで増えるかを掴みます。広告の画像とひとことは、切り口を変えて2〜3案用意し、どれが友だち追加につながりやすいかを見比べましょう。「登録すると何が得か(初回クーポン・限定情報・入荷通知など)」が一目で伝わる案にするのがコツです。少額での広げ方の考え方は月数万円から始めるEC広告の優先順位も参考になります。

③ 友だち追加の「受け皿」を先に用意する

これがいちばん見落とされがちで、いちばん大事な一歩です。広告で友だちが増えても、登録直後に何も起きなければ、そのまま忘れられてしまいます。だから広告を出す前に、

を先に整えておきます。受け皿ができていれば、増えた友だちが「登録してよかった」と感じ、最初の購入や、その先のリピートにつながっていきます。あいさつや配信の設計はLINE配信の失敗パターン、友だちを購入履歴などで出し分ける方法はLINEセグメント配信でリピートを増やすにまとめています。

数字の見方の注意:友だち追加の広告は、「1人増やすのにいくらかかったか(CPF)」だけで良し悪しを決めないこと。大事なのは、その友だちがあとでいくら買ってくれるかです。CPFが少し高くても、登録後にしっかり買ってくれる友だちが増えるなら、その広告は「良い広告」です。逆にCPFが安くても、登録後まったく反応がない友だちばかりなら意味がありません。最低でも数十件の友だち追加がたまるまでは、設定を頻繁にいじらず様子を見ましょう。

あなたへの影響

明日やること

  1. LINE広告の目的を「友だち獲得」ひとつに決める。「その場で売る」は当面わきに置く。
  2. 友だち追加の受け皿を先に用意する。あいさつメッセージの文面と、登録特典(初回クーポンや限定情報など)を1つ決めておく。
  3. 「登録すると何が得か」が一目で伝わる広告の画像・ひとことを2〜3案つくる。切り口を変えて用意する。
  4. 公式情報で最新の始め方と最低出稿額を確認し、少額で開始。友だちが数十件たまるまで設定はいじらず、「1人いくらで増えたか(CPF)」を記録する。
  5. 1〜2週間たったら、増えた友だちが登録後に買ってくれているかを確認し、CPFだけでなく「その後の売上」と合わせて続けるか決める。

LINE広告スタート チェックリスト

LINE広告は、派手に「一撃で売る」タイプの広告ではありません。けれど、毎日みんなが開くアプリの中で、あなたのお店とお客さんをそっとつなぎ、そのあと何度でも会える関係にしてくれる——そんな、じんわり効いてくる集客です。だからこそ、増やした友だちをどう迎え、どう続けていくかがすべて。まずは受け皿を整えて、少額で「1人いくらで友だちが増えるか」を掴むところから。焦らず一人ずつ増やしていけば、その友だちリストは、いつか広告に頼らなくても売上を生んでくれる、あなたのお店のいちばん頼れる資産になります。今日はまず、あいさつメッセージの一言を考えるところから始めてみませんか。

LINE広告で少しずつ友だちが増え、その人たちがくり返し買ってくれるようになって、お店の担当者が手ごたえを感じながら前向きな笑顔を浮かべている明るい情景

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あなたのお店では、LINEをもう活用できていますか。扱っている商品ジャンル・いまの友だち数・広告に出せそうな月予算を教えていただければ、無料診断で「友だちを増やす第一歩」と「登録後の受け皿」を一緒に整理します。

参考(公式・一次情報)