3PLとは?商品の保管から発送までを物流の専門業者に任せる仕組み

注文は嬉しいのに、梱包と発送で1日が終わってしまうとき

売れるのはありがたい。でも気づけば、商品を箱に詰めて伝票を貼って発送する作業で1日が終わり、肝心の商品企画や接客に手が回らない。そんな「出荷に追われる状態」を外に任せる選択肢が、3PLです。

3PLとは?ひとことで言うと

3PL(サードパーティロジスティクス)は、商品の入庫・保管・ピッキング(注文された商品を棚から取り出すこと)・梱包・発送といった物流の作業を、専門の業者にまとめて代わりにやってもらう仕組みのことです。自分の倉庫の代わりに、業者の倉庫に商品を預け、注文が入ったらそこから発送してもらう、というイメージです。

EC現場ではどこで使う?

出荷量が増えて自社作業が限界に近づいたときや、繁忙期だけ手が足りないとき、複数のモール(楽天・Amazonなど)への発送をまとめたいときに検討します。海外発送が絡む越境ECのような場合も、専門業者に任せると手続きが楽になります。

具体例で見る

たとえば1日30件の出荷を自社でこなしていたお店が、セールで1日200件に跳ね上がったとします。自分たちだけでは間に合わず、発送が遅れてお客さんからの問い合わせが増えてしまう。ここで3PLを使えば、200件でも業者の体制でさばけます。費用は、入庫料・保管料(預けた量や日数に応じる)・出荷作業料(1件いくら)・固定費などの組み合わせで決まります。

自社の代わりに物流倉庫が商品を保管し、注文に応じて梱包・発送を代行する流れを描き、3PLを表したイラスト
3PLは、保管から発送までの物流作業を専門の倉庫に任せる仕組み。自分は商品企画や接客に集中できる。

なぜ大事なのか・知らないとどう困る?

物流を自社で抱えたまま注文が増え続けると、発送遅れや誤出荷(違う商品を送ってしまうこと)が起きやすくなります。これは悪いレビューや返品につながり、信頼を失います。3PLという選択肢を知っていれば、「無理して全部自分でやる」以外の道が見えます。逆に任せきりにすると物流の中身が見えにくくなるので、品質の確認は必要です。

よくある勘違い

3PLに任せれば全部ラクになる、とは限りません。任せた後も、誤出荷率(間違って発送した割合)やリードタイム(注文から発送までの時間)をチェックして、品質を見続ける必要があります。安いだけで選ぶと、出荷が雑になって逆効果になることもあります。

つまり現場では?

3PLを使うということは、「自分たちが本当に時間を使うべき仕事は何か」を選び直すこと。発送作業を任せて、その分を商品づくりやお客さんとの関係づくりに回す、という考え方です。

明日やるならこれ

直近1か月の1日あたりの出荷件数と、それにかかっている自社の作業時間をざっと書き出してみましょう。「この件数なら任せた方が早いかも」という線が見えてきたら、3PL業者に見積もりを取ってみる価値があります。

ひとことで言うと

3PLとは、商品の保管から発送までの物流作業を、専門の業者にまとめて任せる仕組みのことです。

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