
ネットショップ開業の初期費用|いくらから始められる?資金の目安
「ネットショップ、いつか始めてみたい。……でも、いったいいくらお金がかかるんだろう?」
作りたい商品はある。売ってみたい気持ちもある。でも、いざ調べてみると「数十万かかる」という声もあれば「無料で始められる」という声もあって、結局いくら用意すればいいのか分からなくなる。そうやって、最初の一歩の前で立ち止まってしまう人は、実はとても多いのです。
大丈夫です。ネットショップは、やり方を選べば数千円〜数万円でも始められます。今日は「最初にいくらかかるのか」「毎月いくらかかるのか」を、はじめての人にもわかる言葉で一緒に整理していきましょう。読み終える頃には、「これなら自分にも始められそう」と、具体的な金額のイメージが持てるはずです。
結論:ネットショップの開業費用は、始め方しだいで数千円から数十万円まで大きく変わります。無料で使えるサービスを選べば、初期費用ほぼ0円+商品の仕入れ代だけでもスタートできます。
大事なのは、いきなり全部そろえようとしないこと。①出店先の費用 ②商品の仕入れ・材料費 ③写真や梱包などの周辺費用の3つに分けて考え、まずは小さく始めて、売れてきたら足していく。最初にかける金額を抑えるほど、あとで方向転換もしやすくなります。
※ 本記事は2026年時点の一般的な費用の目安です。各サービスの料金プランや手数料は改定されることがあります。実際に契約する前に、必ず各サービスの公式サイトで最新の料金をご確認ください。
いま何が起きているか:ネットショップは「安く始められる時代」になった
昔のネットショップは、専門の業者にお願いしてサイトを作ってもらうのが当たり前で、最初に数十万円〜数百万円かかることも珍しくありませんでした。
でも今は、カート(商品を並べて注文を受け取る仕組み)を月額無料〜数千円で貸してくれるサービスが増え、パソコンひとつあれば誰でもお店を持てるようになりました。だからこそ「いくらかかるか」は、業者の言い値ではなく、自分がどの始め方を選ぶかで決まります。
費用の全体像は、大きく次の3つに分けると見通しがよくなります。
- ① 出店先(プラットフォーム)の費用:お店の「場所代」。無料〜月数万円。
- ② 商品の仕入れ・材料費:売るものを用意するお金。ジャンルしだい。
- ③ 周辺の費用:写真撮影、梱包資材、ロゴ作成など。数千円〜。
この3つを分けて考えると、「自分の場合はいくらか」がぐっと計算しやすくなります。順番に見ていきましょう。
具体例:始め方別・費用の目安

パターンA:無料カートで小さく始める(初期0円〜)
BASEやSTORESなどの無料カートを使えば、初期費用も月額もかけずにお店を開けます。ただし完全な無料ではなく、商品が売れたときに決済手数料(クレジットカード払いなどを処理してもらう手数料)や販売手数料が売上から差し引かれます。目安は売上の3〜10%ほどです。
- 初期費用:0円
- 月額:0円(プランによっては有料で手数料が下がるものもある)
- 売れたとき:売上の数%が手数料として引かれる
「まず試しに売ってみたい」「初期費用のリスクを取りたくない」人に向いています。売上が少ないうちは月々の固定費がかからないので、いちばん始めやすい形です。
パターンB:月額制カートで本格的に(月数千円〜)
Shopifyのように月額制のカートを使うと、毎月数千円ほどの利用料がかかる代わりに、デザインの自由度や機能が広がります。売上が増えてくると、手数料の割合が低いこちらのほうが結果的にお得になることもあります。
- 初期費用:0〜1万円程度(テーマ購入などをしなければ抑えられる)
- 月額:数千円〜
- 売れたとき:決済手数料が別途かかる
「これから本気で育てていきたい」「独自のブランドサイトを作りたい」人に向いた形です。
パターンC:モールに出店する(月数千円〜数万円)
楽天市場やAmazonなどのモール(たくさんのお店が集まる大きなショッピングサイト)に出店する方法です。最初から集客力のある場所に店を構えられる一方、月額の出店料や売上に応じた手数料が高めになります。
- 初期費用:数千円〜数万円(プランによる)
- 月額:数千円〜数万円
- 売れたとき:売上の10%前後などの手数料
「多少コストがかかっても、最初からお客さんの多い場所で売りたい」人向けです。ただし固定費が高いぶん、売れないと赤字になりやすいので、資金に少し余裕ができてからでも遅くありません。
忘れがちな「②商品」と「③周辺」の費用
出店先の費用ばかりに目が行きがちですが、実際にお金がかかるのはむしろこちらです。
- 商品の仕入れ・材料費:最初のロット(まとめて仕入れる最小の量)で数万円〜。ハンドメイドなら材料費だけで始められることも。
- 梱包資材:段ボール・封筒・緩衝材・テープなどで数千円〜。
- 商品写真:スマホでも十分だが、撮影ブースや照明をそろえるなら数千円〜。
- ロゴ・ショップ名まわり:無料ツールで自作すれば0円。外注すると数千円〜。
無料カートを選べば、開業費用の大半はこの「商品」と「周辺」になります。逆に言えば、ここを小さく抑えれば、全体を数万円以内に収めることも十分可能です。
あなたへの影響
- 始め方を選べば、まとまった資金がなくても今日から始められる。「お金が貯まってから」と先延ばしにする必要はない。
- ただし、毎月かかる固定費(月額料金)は、売れても売れなくても出ていく。最初は固定費の低いプランを選ぶと、精神的にも金銭的にもラク。
- 見落としがちなのが手数料。売上の数%〜10%以上が引かれるので、「売価から手数料を引いた金額が本当の入金額」と考えて値付けしないと、手元にお金が残らない。
明日やること
- 自分が売りたい商品を1つ決め、その仕入れ・材料費がいくらかをざっくり書き出す。
- パターンA〜Cのうち、まず試すならどれかを選ぶ(迷ったら固定費0円のパターンAがおすすめ)。
- 選んだサービスの公式サイトで、初期費用・月額・手数料の最新の数字をメモする。
- 梱包資材・写真など、周辺費用でいくらかかりそうかをざっくり見積もる。
- ①②③を合計して、「開業に必要な最初のお金」の総額を出してみる。これが最初の予算になる。
まずは、売りたい商品ひとつ分の費用を書き出すだけで十分です。総額が見えれば、「意外と始められそう」という感覚がきっと湧いてきます。
ネットショップ開業費用 チェックリスト
- 売りたい商品と、その仕入れ・材料費の目安を出した
- 出店先のパターン(無料カート/月額制/モール)を1つ選んだ
- 選んだサービスの初期費用を公式サイトで確認した
- 毎月かかる月額料金(固定費)を確認した
- 売れたときに引かれる決済手数料・販売手数料を確認した
- 梱包資材の費用を見積もった
- 商品写真をどう用意するか(スマホ/機材購入)を決めた
- ロゴ・ショップ名まわりを自作か外注か決めた
- ①出店先+②商品+③周辺 の合計金額を出した
- 手数料を引いても利益が残る値付けになっているか確認した
お金の話は、身構えると一気に難しく感じます。でも本質はシンプルで、「最初にいくら出て、毎月いくら出て、売れたらいくら引かれるか」を分けて見るだけ。数字が苦手でも大丈夫です。今日、売りたい商品ひとつ分の費用を書き出すことが、あなたのお店の最初の一歩になります。小さく始めれば、失敗しても立て直せます。

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