
ネットショップ開業の比較|BASE・STORES・Shopify・楽天の選び方
「ネットショップを始めよう」と決めた日の高揚感。それなのに、いざ調べ始めると——BASE、STORES、Shopify、楽天、Amazon……名前ばかりが増えていって、どれがいいのか分からなくなる。 気づけば「もう少し調べてから」と先延ばしにして、半年そのまま。そんな経験、ありませんか。
大丈夫です。最初から「完璧な正解」を選ぶ必要はありません。お店は後から引っ越せます。大事なのは、今のあなたに合う一つを選んで、まず始めること。今日は、主要サービスの違いを並べて、あなたが迷わず一歩を踏み出せるように整理していきます。
結論:開業先は「集客を自分でやるか/モールに任せるか」で大きく2つに分かれます。
まず無料〜低コストで始めたいなら BASE / STORES、本格的に育てる前提なら Shopify、最初から集客力がほしいなら 楽天 / Amazon。迷ったら、リスクの小さい自社型から始めて、伸びてきたらモールを足すのが堅実です。
いま何が起きているか
ネットショップの開業ハードルは、数年前と比べてぐっと下がりました。専門知識がなくても、その日のうちにお店を公開できるサービスが増えたからです。
一方で、選択肢が増えたぶん「どれを選ぶか」で立ち止まる人が増えています。ここで知っておきたいのは、サービスは大きく2つのタイプに分かれるということです。
- 自社型(カートASP):BASE・STORES・Shopify など。自分の独立したお店を持つ形。デザインの自由度が高く手数料も低めだが、集客は自分でやる必要がある。
- モール型:楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなど。大きな商店街に出店する形。最初から人が来る強みがあるが、出店料・手数料が高めで、ルールやライバルも多い。
どちらが上、という話ではありません。あなたの商品・予算・集客の手段によって、合う方が変わるだけです。

主要サービスをやさしく並べてみる
数字は時期やプランで変わるため、ここでは「タイプと向き不向き」をつかむための目安としてご覧ください(契約前に必ず公式の最新料金をご確認ください)。
| サービス | タイプ | 初期費用の目安 | 月額の目安 | 集客 | こんな人に向く |
|---|---|---|---|---|---|
| BASE | 自社型 | 無料 | 無料プランあり | 自分で | まず費用をかけず試したい・初めての開業 |
| STORES | 自社型 | 無料 | 無料プランあり | 自分で | BASE同様に手軽。デザインや機能で比較したい |
| Shopify | 自社型 | 無料 | 月額制 | 自分で | 本格的に育てたい・拡張や越境も視野に |
| 楽天市場 | モール型 | あり | 月額+手数料 | モールが強い | 集客力を買いたい・知名度を早く上げたい |
| Amazon | モール型 | プランによる | 月額+手数料 | モールが強い | 型番商品・回転重視・物流を任せたい |
ざっくりした選び方はこうです。
- とにかくまず始めたい/在庫も予算も小さい → BASE か STORES。無料で公開でき、売れてから費用が増える仕組みなので、最初のリスクが小さい。
- これを本業にして本気で育てたい → Shopify。デザイン・機能・拡張アプリが豊富で、規模が大きくなっても付いてくる。
- 作る商品より、買ってくれる人を早く見つけたい → 楽天 / Amazon。費用は高めでも、最初から人が歩いている場所に出せる。
具体例:同じ「手作り雑貨を売りたい」でも、最適解は変わる
たとえば、手作りのアクセサリーを売りたい二人がいるとします。
Aさん:本業のかたわら、月に数個売れたら嬉しい。予算はほぼゼロ。 → 向いているのは BASE / STORES。無料で始めて、SNSでコツコツ知ってもらいながら、売れたぶんだけ手数料を払う形がいちばん気楽です。失敗してもほとんど痛手がありません。
Bさん:いずれ独立したい。広告も使うし、世界観のあるブランドを作りたい。 → 向いているのは Shopify。最初は少し学ぶことが多くても、デザインの自由度と拡張性が、育てる過程で効いてきます。
同じ商品でも、「どこまで・どれくらいの速さで育てたいか」で答えは変わります。だからこそ、人のおすすめをそのまま選ぶより、自分の状況に当てはめて選ぶことが大事なのです。
あなたへの影響
- 選ぶタイプで、毎月の固定費とやることが変わります。 自社型は固定費が軽いぶん集客が宿題に。モール型は集客が楽なぶん手数料が利益を圧迫しやすい。ここを最初に理解しておくと、後の「思ったより儲からない」を防げます。
- お店は引っ越せます。 最初の選択は一生ものではありません。自社型で土台を作り、伸びてきたらモールにも出す——という二段構えも普通です。だから一回目の選択に、気負いすぎないでください。
- 始めた人だけが、データを手に入れます。 どれだけ比較しても、実際に売ってみないと分からないことばかり。小さく始めて、お客さんの反応という「本物の情報」を得ることが、何よりの近道です。
明日やること
- 売りたい商品と、月の予算(固定費にいくらまで出せるか)を紙に書き出す。 これだけで候補が一気に絞れます。
- 候補を2つに絞り、それぞれの公式サイトで最新の料金・手数料を確認する(条件は変わるため、必ず一次情報で)。
- 迷って動けないなら、まず無料の自社型(BASE か STORES)で1商品だけ登録してみる。 完璧な品揃えより、「公開する」体験が次を連れてきます。
最初の一歩は、誰でも怖いものです。でも、ネットショップは「始めてから直す」ことができます。今日のあなたがやるべきは、最高のサービスを見つけることではなく、今の自分に合う一つを選んで、小さく踏み出すこと。半年後、「あのとき始めてよかった」と思えるように、今日、候補を2つに絞るところから始めてみませんか。

チェックリスト
- 売りたい商品と、毎月の固定費に出せる予算を書き出した
- 「集客を自分でやるか/モールに任せるか」のどちらが今の自分に合うか考えた
- 自社型(BASE/STORES/Shopify)とモール型(楽天/Amazon)の違いを理解した
- 候補を2つに絞った
- それぞれの公式サイトで最新の料金・手数料を確認した(一次情報)
- モール型を選ぶ場合、手数料を引いても利益が残るか試算した
- 迷っているなら、無料の自社型で1商品だけ登録してみた
- 「後から引っ越せる」と理解し、最初の選択に気負いすぎていない
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