AIと協力してセール用バナーの背景や装飾を作るEC担当者の情景

AIで商品画像・バナーを作る実践ガイド|コピペで使えるプロンプト付き

「来週のセール、バナー作らなきゃ」。 デザインソフトを開いて、背景を探して、色を合わせて……気づけば半日が消えている。そんな経験、ありませんか。

その作業の一部は、AIに渡せます。 ただし大事な前提が一つ。売っている商品そのものをAIに描かせて、それを商品写真として使うのは避けること。理由は後で説明しますが、ここを外すと信頼を失います。安全に使えるところと、踏み込んではいけない一線を、最初に整理しておきましょう。

結論:AI画像は「バナーの背景・装飾・イメージカット」に使うと安全で速い。
一方、実物と違う商品写真を作るのは景表法(景品表示法=広告の中身が実際よりよく見える表示を禁じるルール)に触れる恐れがあり、避けるべき。役割を切り分けて使えば、デザイン作業の時間はぐっと減らせます。

いま現場で起きていること

生成AIで画像を作るツールが急速に身近になり、セールバナーやSNSの投稿画像、ブログのアイキャッチを数分で作れるようになりました。デザイナーに依頼していた作業を、担当者が自分で回せる場面が増えています。

ただ、便利さの裏で2つのつまずきが起きています。ひとつは「商品の写真をAIに描かせたら、実物と微妙に違うものができて、届いた商品とイメージが違うとクレームになった」。もうひとつは「有名キャラクターやブランド風の絵を作って使い、著作権で問題になった」。便利だからこそ、使ってよい範囲を先に決めておくことが大切です。

具体例:使ってよい場面・避ける場面

AI画像を使ってよい場面と避ける場面を左右で分けて示す概念図
背景・装飾・イメージカットはAIに任せてよい。実物の商品写真の代わりに使うのは避ける。この線引きが信頼を守る。

使ってよい場面(おすすめ)

避けるべき場面

ポイントは、「商品そのもの」は本物の写真、「まわりの演出」はAIと役割を分けること。これなら速さと信頼を両立できます。

コピペで使えるプロンプト

セールバナーの背景を作る指示文です。商品写真は別撮りした本物を後から重ねる前提で、AIには「背景と装飾だけ」を頼みます。

あなたはECのバナーデザイナーです。以下の条件で、
セールバナーの「背景・装飾」だけを作ってください。
商品そのものは描かず、後から実物の商品写真を中央に重ねられる
よう、中央は装飾を控えめにしてください。

# 入力素材
- セール名:(例:夏の感謝セール)
- 季節/テーマ:(例:夏・涼しげ)
- ブランドの雰囲気:(例:ナチュラル/かわいい/高級感)
- メインカラー:(例:水色と白)
- 使う場所:(例:楽天トップバナー・横長)

# 出力条件
- 構成:中央は商品写真を置く余白、周囲に季節の装飾と飾り枠
- トーン:指定のメインカラーで統一、ごちゃつかせない
- 文字は入れない(キャッチコピーは後で自分で重ねる)

# 禁止
- 実在ブランドのロゴ・有名キャラクター・実在人物に似せた表現
- 商品そのものの描写(本物の写真を使うため不要)
- 効果や効能を断定する演出(例:シミが消える等の医学的表現)
- No.1・絶対・必ずなどの最上級/断定表現の文字や記号

文字(キャッチコピー)は、AIに描かせると崩れた日本語になりがちです。背景だけAIに作らせ、文字は自分で重ねるのが、結局いちばん速くてきれいです。

あなたへの影響

明日やること

  1. 次のセールバナーで、上のプロンプトを使い背景だけAIに作らせてみる。
  2. 中央に実物の商品写真を重ね、キャッチコピーは自分で入れる。
  3. 公開前に「実物と印象が違わないか」「効果の断定や他社風の表現がないか」を点検する。

半日かけていたバナー作りが、コーヒー1杯ぶんの時間で形になる。浮いた時間で、次の一手を考えましょう。それが、AIに作業を渡す本当の意味です。

バナー作りの負担が減り、明るい気持ちで次の企画に向かうEC担当者の情景

チェックリスト

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