レコメンドとは?「あなたにおすすめ」で関連商品を提案する機能

せっかく来てくれたのに、1商品だけ見て帰られてしまうとき

商品ページにはたどり着いてもらえている。でも、その1ページだけ見て、他の商品に気づかれないまま帰られてしまう。店内にもっと良い商品があるのに、出会えていない。そんなときに役立つのがレコメンドです。

レコメンドとは?ひとことで言うと

レコメンドとは、「この商品を見た人はこちらも見ています」「あなたへのおすすめ」のように、関連商品やおすすめ商品を自動で提案する機能のことです。「お客さんに合いそうな商品を、お店の代わりにそっと案内してくれる仕組み」と考えると分かりやすいです。

実店舗で店員さんが「これに合わせるならこちらもどうですか」と声をかけてくれるのを、ECページ上で自動的にやってくれるイメージです。

EC現場ではどこで使う?

商品ページ・カート・トップページなど、お客さんが商品を見ている場面で使います。関連商品を一緒にすすめるクロスセル(合わせ買いの提案)を実現する手段の一つで、店内をもっと見てもらう(回遊を増やす)ことで客単価(一人あたりの購入金額)を上げる狙いがあります。

具体例で見る

たとえば、コーヒー豆の商品ページの下に、レコメンドでこう表示するとします。

仮に商品ページを月に5,000人が見ていて、そのうち3%がレコメンドから2品目をカートに入れたとします。すると月150件の合わせ買いが生まれ、1件あたり800円なら月12万円の上乗せです。アクセス数は変えていないのに、店内での出会いを増やすだけで客単価が上がる、ということが起こります。

いま見ている商品の横に、関連するおすすめ商品が数点並んで提案されている、商品ページの様子のイラスト
レコメンドは「見ている商品」の横に「おすすめ」の関連商品を並べる機能。店内の回遊と客単価を引き上げる。

なぜ大事なのか・知らないとどう困る?

レコメンドがないと、お客さんは最初に見た1商品だけで判断して帰りやすくなります。本当はもっと気に入る商品や、一緒に使うと便利な商品があるのに、その存在に気づかれません。結果として、1回の来店で1つしか売れず、客単価が伸び悩みます。関連商品をそっと見せるだけで、店内をもう一周してもらえる確率が上がります。

よくある勘違い

「おすすめをたくさん並べるほど売れる」は勘違いです。選択肢が多すぎると、人は逆に選べなくなって、何も選ばずに離れてしまいます。出すなら本当に関連の強いものを数点に絞る方が、ちゃんと見てもらえて購入につながります。

また、レコメンド=高機能なAIツール、とも限りません。「この商品とよく一緒に買われる商品」を手動で並べるだけでも、立派なレコメンドになります。

つまり現場では?

レコメンドを置くということは、ページに「店員さんのひとこと」を仕込むこと。今ある商品同士の組み合わせを見直し、相性の良い数点を案内するところから始められます。

明日やるならこれ

売れ筋商品を1つ選び、「これと一緒に使うと便利な商品」を2点だけ、その商品ページの下に関連商品として並べてみましょう。あれもこれもと増やさず、相性の良いものに絞るのがコツです。

ひとことで言うと

レコメンドとは、「あなたにおすすめ」で関連商品を提案する機能。回遊と客単価を上げますが、出しすぎは逆効果です。