D2Cとは?メーカーが卸や小売を通さず直接お客さんに売るモデル
良い商品を作っているのに、お客さんの顔が見えないとき
自社で良い商品を作っているのに、間に問屋や小売店が入るため、「どんな人が・なぜ買ってくれたのか」がまったく分からない。価格も利益も他社に左右される。この「直接つながれないもどかしさ」を解くやり方が、D2Cです。
D2Cとは?ひとことで言うと
D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)は、メーカーやブランドが、卸(問屋)や小売店を通さずに、自分たちのECサイトなどで直接お客さんに商品を売るモデルのことです。「作る人」と「買う人」の間にいた中間の業者を通さず、自分たちで届ける、というイメージです。
EC現場ではどこで使う?
自社ブランドを立ち上げるときや、これまで卸中心だったメーカーがネット直販を始めるときに、この考え方が出てきます。お客さんと直接やり取りできるので、CRM(お客さんとの関係を続ける仕組み)やメールでのフォロー、ブランドの世界観づくりとセットで語られることが多いです。
具体例で見る
たとえば、これまで小売店に卸していたメーカーが、商品を1個1,000円で卸し、店頭では2,000円で売られていたとします。間に入る分、メーカーの手元には1,000円分しか残りません。これを自社ECで直接2,000円で売れば、手数料を引いても手元に残る金額は大きくなり、利益率が上がります。さらに、買ってくれた人のメールアドレスや購入履歴という顧客データも自社に残るので、次の提案やリピートにつなげられます。

なぜ大事なのか・知らないとどう困る?
D2Cという選択肢を知らないと、「商品は卸して終わり」と考え、利益も顧客との関係も他社任せのままになります。直接売る形を持っていれば、利益率を確保しつつ、お客さんの声を商品づくりに活かせます。一方で、集客・接客・物流・サポートまで全部自分でやる必要があるので、「直販すれば必ず儲かる」わけではない点も知っておく必要があります。
よくある勘違い
D2C=ただ自社サイトで売ること、ではありません。商品を並べるだけでは、知ってもらえず売れません。D2Cの肝は、ブランドの世界観を伝えてファンになってもらい、LTV(お客さん1人が生涯にもたらす売上)を伸ばすこと。1回売って終わりではなく、続く関係をつくる前提のモデルです。
つまり現場では?
D2Cに取り組むということは、「売る」だけでなく「お客さんと直接つながり続ける」体制を持つこと。誰が・なぜ買ってくれたかが分かるからこそ、次の一手が打てる、という考え方です。
明日やるならこれ
もし自社で作っている(または独占的に扱える)商品があるなら、その商品を自社ECで直接売ったとき、卸す場合と比べて手元にいくら残るかを一度試算してみましょう。差が大きければ、直販を始める価値があります。
ひとことで言うと
D2Cとは、メーカーやブランドが中間を通さず、直接お客さんに売るモデルのことです。